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2013.06.14

2013年 企業は「人材派遣や契約社員の代替要員」として求めた“限定正社員”

◆「限定正社員」は人材派遣と契約社員の代替

 2012年の『改正労働者派遣法』、2013年の『改正労働契約法』の両施行により、新たな人材を求めている企業が産み出した雇用形態が、“限定正社員”なのです。その根底にあるのは、「ローコスト・オペレーション」であり、「解雇要件の緩和」なのです。限定正社員は、業務や時間に縛りを設けることによる、期間に定めのない労働者なのです。即ち、それは“正社員の多層構造化”と換言できます。これにより、人材派遣や直接雇用の契約社員は減少し、表面上は無期雇用労働化が進み、安定雇用に近づくのです。しかし、企業経営者が望んでいるのは、あくまでも「ローコスト」であり、「解雇リスクの回避」なのです。そして、それは今後、新たな社会問題になることを知っておいていただきたいのです。