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2009.10.08

厚生労働省 貧困率と共に求職者数(失業者数)の完全把握を

◆正確な雇用統計が無い厚生労働省
 厚生労働省の雇用統計は、世間で雇用問題が騒がれている割には失業率が多少上がり、求人が減った程度と思う数値です。この数値結果は、何の努力も無しに「失業率」と「有効求人倍率」が算出されているだけで、社会の実態とは乖離した数値にほかありません。
 失業者数は、失業保険の手続きをした人数です。失業保険が切れて就職活動ができない人は、失業者から抹消されます。また、有効求人倍率に至っては、ハローワークの求人数を失業者数で割り出したに過ぎません。
 本当に問題視すべきは、失業保険の無い人や失業保険が切れて仕事も無い人です。そのデータが無いために、今まで政府の危機感は小さく、セーフティーネットの整備は遅れたままなのです。民主党の新政権は、正確な雇用統計や雇用データの把握を早急に実施し、日本の雇用対策に臨んで欲しいものです。
【ご参照】
◆当ブログ記事(09/7/3日付):「厚生労働省 雇用対策失敗のツケは労働者に」。