2009.08.17

製造業　請負化のポイント　請負会社の自主性に　（請負ｼﾘｰｽﾞ４１）

◆製造業の請負化のポイントは請負会社の自主性
　製造業で請負化を推進する場合、「このように請負をしなさい」というスタンスが請負化を妨げているのです。請負は、請負会社がその仕事をどのように行うかは“請負会社の自主性”により行われるものです。それが「請負」なのです。メーカー様主導の請負は無いのです。
　また、請負会社は、その業務を自社の権限と裁量で行うのが請負の基本です。請負会社は、本来、自社の力で請負化を推進しなければならないのです。自社で勉強し、ノウハウを習得して「請負を完成」させるのです。メーカー様からのお仕着せの請負は“偽装請負”の始まりです。メーカー様は請負仕事を与える、それを請負会社が責任を持って業務を遂行する。これが本質です。
◆請負会社は請負のための努力を自社で行う
　請負会社が、ある仕事を「どうやって請負いましょうか」では請負になりません。自社で学び、自社で遂行するのが請負です。メーカー様に甘えて行っている間は“偽装請負”です。自社で投資し、請負を学び、実行できる請負会社が出てくることを期待します。