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2011.12.15

民主党政権の「社会保障と税の一体改革」のお粗末な筋書きで“苦しむパート労働者”

◆「パート労働者の厚生年金」の前に論議すべきこと

 「社会保障と税の一体改革」において、女性の働き方(パート労働者)に論議が集中しています。週30時間労働から同20時間に引き下げ、厚生年金の加入者を400万人増加させるという目算です。しかしながら、机上の計算では進まないのが現実です。企業もパート労働者も厚生年金を回避し、週労働30時間が20時間に変わるだけです。「社会保障と税の一体改革」を実現するには、税制改革(103万円)の撤廃と「厚生年金の第3号」の廃止がセットでなければ、“絵に書いた餅”に過ぎないのです。机上の論議から、実態論議に変わることを望むばかりです。

【ご参照】

●ブログ記事(11/11/4日付)
 :『《提言》年金制度改革 厚生年金や共済年金の「高額所得者の第3号」は廃止すべき』。