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2013.02.25

「請負」が進まない派遣先や人材派遣会社の方程式は「請負=出来高+賃貸借契約」との勘違い

◆「出来高」と「賃貸借契約」では請負にならない

 「請負」を進めるには、まず「請負」を正しく理解することが重要です。請負が進まない企業は、必ず「請負は出来高と賃貸借契約である」と勘違いしているのです。その結果、旧来の時間単価で総労働時間を製品単価で割り出し、「出来高請求」をしているのです。また、機械や設備の「賃貸借契約書」のみを作成しているか、請求に上乗せして、賃貸借料を相殺しているだけなのです。厚生労働省(労働局)が調査するのは、請負の“実態”です。「請負会社の労働者の業務は?」、「請負会社の労働者を誰が指揮命令して使用しているのか?」等です。それを踏まえれば、自ずと「出来高」や機械設備の「賃貸借契約」が無意味であることを理解していただけると思います