2013.11.21
人材派遣業界において多発する「労務問題」は「格差」ではなく“差別的待遇”にある
◆派遣労働者の怒りは格差ではなく“差別的待遇”から
人材派遣業界において、労務問題が後を絶ちません。問題の根幹は、「格差」というよりも“差別的待遇”にあるのです。この事実に、派遣先企業は気づいていただきたいのです。その実例は、「派遣社員だけに掃除をさせる」、「派遣社員だけに残業をさせる」、「派遣社員だけに雑用をさせる」等というような内容に怒りを覚え、“内部告発”に至っているのです。それに対し、派遣先企業や派遣元企業(人材派遣会社)に相談しても、何も対応してくれない結果、「告発」に至っているのです。これらの問題は、格差ではなく“差別”と感じていることにあるのです。派遣先企業のみならず、派遣元企業においても、単に「派遣社員」としてではなく、“ひとりの労働者”として対応することが望まれているのです。
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