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2014.01.22

2014年の派遣法改正案は「派遣先にはメリット、そして人材派遣会社にはデメリット」

◆2014年の派遣法改正は人材派遣業界をどう変えるのか?

 この2014年(平成26年)に、厚生労働省は労働者派遣法の改正を進めています。その内容は、現行法で3年の派遣期間の制限、撤廃です。それにより、派遣先企業において「抵触日」や「クーリング期間」がなくなるのです。派遣先企業にとっては、「派遣」を利用しやすい環境になるのです。つまり、派遣先企業には大きなメリットになるのです。一方、派遣元企業は、無期雇用の派遣労働者なら、いつまでも派遣として受け入れが可能になるのです。しかしながら、派遣元企業(人材派遣会社)は、派遣労働者の無期雇用化には消極的な姿勢です。従って、有期雇用の派遣労働者の派遣に拘ってビジネスを継続することになるのです。即ち、派遣先企業はあくまでも無期雇用の派遣労働者を望み、他方、有期雇用に拘る人材派遣会社のビジネスは、縮小していくことになるでしょう。