2009.07.09

【続】厚生労働省　政府　製造業の派遣は新しい指針を

◆製造業へ「特定派遣」の推進を
　この金融不況後の日本の雇用は、産業構造の変化を更に大きくします。金融不況前の日本は、輸出型産業による雇用の吸収でした。今後数年間は内需型産業による雇用の吸収が主となっていくものと考えます。しかし、わが国の規模と少子高齢化の現状を踏まえれば、やはり輸出依存なくして繁栄と雇用の安定はありません。
　そこで、所謂“派遣切り（非正規切り）”の無い産業間の需給調整の仕組みとして安定雇用の社員を活用し、産業間の需給調整を行う仕組みを取り入れるべきです。「派遣」と言う言葉はイメージとその趣旨にそぐわない為、産業間需給調整事業として確立し、新たな産業間の人材の流動化を検討すべき時期に来ています。