2015.03.03
★国会で物議を醸した「派遣労働はモノ扱いだった」という厚生労働省の問題発言!2015年の派遣法改正は大丈夫か?
◆民主党議員による追及
物議を醸したのは、日本人材派遣協会の「新年会(1/27)」で、厚生労働省の課長が「これまで派遣労働は期間がくれば使い捨てという物扱いだった」との発言。これは、衆議院予算委員会(3/2)の一般質疑において、元厚生労働副大臣(2012年)の西村智奈美議員(民主党)が追及しました。それに対し、塩崎恭久厚労相は調査を確約し、公明党の厚生労働部会で、生田正之職業安定局長が“陳謝”したという経緯です。
◆「モノ扱い」は言語道断!
新年早々、また、2015年の派遣法改正を間近に控え、厚生労働省本体が派遣労働者を「人扱い」せず、「モノ扱い」する発言の事実には、ただただ驚嘆し、閉口するばかりです。派遣労働者はどこまでも「人(者)」であり、「物(ブツ)」でないことは言うまでもありません。“厚生労働省の良識”が疑われます。これ以上、低次元の発言は慎んでいただきたいものです。
【ご参照】
(2015/3/3日付:NHK NEWSWEB)
◆「派遣労働はモノ扱い」発言で陳謝
URL http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150303/k10010002511000.html
◆一般社団法人日本人材派遣協会
URL http://www.jassa.jp/