2016.02.24
厚生労働省は2015(平成27)年度「過重労働解消キャンペーン」重点監督実施結果を公表!
◆「労働基準関係法令違反」の事業場数は“横バイ”
この度、厚生労働省は、昨年11月に実施した「過重労働解消キャンペーン」重点監督実施結果を公表(2016/2/23日付)しました。
当該結果によると、重点監督実施事業場(5,031)のうち、労働基準関係法令違反の事業場数は「3,718」で、前年より事業場数が93減少したものの、実質的には「横バイ(97.6%:対前年比)」でした。違反内容で占率が最も高かったのは、「違法な時間外労働があった(45.9%)」です。また、健康障害防止に係る指導に関しては、「過重労働による健康障害防止措置が不十分なため改善を指導」された事業場が最も多く、「59.2%」でした。
◆「監督指導」を徹底する厚生労働省
厚生労働省は、今後も「月100時間を超える残業が行われている事業場などに対する監督指導」を徹底する意向ですので、所謂“ブラック企業”の烙印を押されることのないよう、より一層コンプライアンスの向上に努める必要があります。尚、下記の「監督指導事例」をご参照ください。
【ご参照】
★『監督指導事例』厚生労働省
URL http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11202000-Roudoukijunkyoku-Kantokuka/0000113054.pdf
※上記事例は、●学習塾、●建設業、●CVS(コンビニ)、●道路貨物運送業、●接客娯楽業、●飲食業、●旅館業、●製造業、●情報処理サービス業、●小売業の順に掲載。