2010.08.27
厚生労働省・労働局 “雇用調整助成金”“奨励金”一斉調査へ
◆助成金の「不正受給」摘発へ
金融不況にて、厚生労働省は企業向けに雇用の安定化を目的とした「雇用調整助成金」支給してきました。しかし、雇用改善を事由に教育訓練費(加算部分)を従来水準に戻すと共に、約7億円超(09年度)に上る“不正受給”の現実を踏まえ、厚生労働省や労働局は一斉調査に動くようです。
◆雇用安定が“企業の収益目的”に
金融不況は、派遣社員の「住居と職」を奪いました。それを食い止める為に「雇用調整助成金」を拡充し緊急避難をしたのですが、現実は企業の“収益”と化して悪用されていたのです。
◆全国規模に広がりをみせる“不正受給”
今後は、全国規模で不正受給の摘発が相次いでくるものと思われます。当該「助成金」を活用した企業においては、書類を含むきちんとした整備が望まれます。
Category:社会情勢