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2018.08.03

厚生労働省は「平成29年の自動車運転者を使用する事業場に対する監督指導・送検等の状況」を公表しました

◆84%の事業場が労働基準関係法令違反

 この度、厚生労働省は、全国の労働局や労働基準監督署が、平成29年にトラック、バス、タクシー等、自動車運転者を使用する事業場に対して行った「監督指導や送検等の状況」について公表(7/31)しましたので、ここにご案内します。
 それによると、「労働基準関係法令違反」が認められたのは、監督指導実施事業場のうち、4,564事業場(84%)でした。その「概要」は、次のとおりです。詳細は、下記URLをご参照ください。

【平成29年の監督指導・送検の概要】

・監督指導を実施した事業場は5,436事業場。このうち、労働基準関係法令違反が認められたのは、4,564事業場(84.0%)。また、改善基準告示違反が認められたのは、3,516事業場(64.7%)。
・主な労働基準関係法令違反事項は、(1)労働時間(58.2%)、(2)割増賃金の支払(21.5%)、(3)休日(4.6%)。
・主な改善基準告示違反事項は、(1)最大拘束時間(49.1%)、(2)総拘束時間(44.0%)、(3)休息期間(34.0%)。
・重大・悪質な労働基準関係法令違反により送検したのは61件。

【ご参照】

■『自動車運転者を使用する事業場に対する平成29年の監督指導、送検等の状況を公表します』厚生労働省
 URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_00652.html