2011.08.01

2011年の人材派遣業界は「労働者派遣法改正」より深刻な“適正化（厳格化）”

◆厳格化（適正化）に意識が低い“人材派遣業界”

　平成２３年（2011年）の人材派遣業界においては、「労働者派遣法改正」の行方が不透明な為、民主党政権ではこのまま進展しないと安堵されている企業が見受けられるようになりました。それは、「派遣法改正」に至らないなら安心と捉えられているからです。もしそのような考えを抱いている企業があるならば、相当な勘違いをしていると忠告しておきます。なぜなら、現在は厚生労働省主導で“労働者派遣法の適正化（厳格化）”が確実に進行しているからです。にもかかわらず、「派遣法改正」に至っていない安心感から、人材派遣業界が苦しむ結果を招いているのです。人材派遣業界は、厚生労働省や労働局が「派遣法改正」以上に厳しく対応をしていることを、改めて肝に銘じておかなければならないのです。

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