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2013.03.26

人材派遣業界の闇 派遣労働者を無視した“社保飛ばし”“有給飛ばし”に対して厚生労働省(労働局)はどう対応するのか?

◆広がりを見せる“社保飛ばし・有給飛ばし”

 人材派遣業界の利益率の低下や「資産要件」の強化により、人材派遣業界の一部の企業において、“社会保険飛ばし”や有給休暇の会社負担を回避すべく、あろうことか、そのシワ寄せを派遣労働者に求めている現実があります。それは、社会保険に加入できない2ヶ月の契約を、複数の会社を利用して継続しているという事実です。また、これに伴い、企業としては労働者の権利である「有給休暇」の負担も無くなるという裏があるのです。派遣労働者は同一企業に派遣されているにも関わらず、派遣元企業(人材派遣会社)だけがコロコロと変わっているのです。そして、人材派遣会社は、「社会保険」や「厚生年金」の会社負担から逃れ、それを利益にしているのです。また、新たな雇用契約では、派遣労働者に「有給休暇」の権利も与えていないのです。人材派遣業界が社会から認知される為には、こうした脱法行為は認められません。こうした現実に対し、厚生労働省(労働局)を含め、指導態勢の強化が求められているのかもしれません。