2013.11.29
厚生労働省が実施している“2013年『若者応援企業』宣言事業”
◆「非ブラック企業」宣言に
厚生労働省は、現在、若者(35歳未満)を積極的に採用・育成する企業を認定する「『若者応援企業』宣言事業」を実施しています。所謂“ブラック企業”が社会問題のひとつとして取り上げられる中、厚労省の当該事業の条件をクリアすれば、「非ブラック宣言企業」として認定されるのです。以下に、当該「宣言企業の条件」を列記しましたのでご覧ください。但し、下記条件をすべて満たすことが必要です。因みに、全国トップは、東京労働局管内の「679社(9/16日現在)」です。当該宣言により、全国の中小・中堅企業が注目され、若者の就業機会が拡大することを願いますが、当局には“ブラック企業”に対する指導や根絶も願うばかりです。詳細は、厚労省HPをご参照ください。
◆「若者応援企業宣言」事業(厚生労働省)
次の1から7の基準(宣言基準)をすべて満たす中小・中堅企業であれば、宣言できます。
1.学卒求人など、若者対象のいわゆる正社員求人【※註】をハローワークに提出すること
2.「若者応援企業宣言」の事業目的に賛同していること
3.下記の就職関連情報を開示していること
・ 社内教育、キャリアアップ制度等
・ 過去3年度分の新卒者の採用実績及び定着状況
・ 過去3年度分の新卒者以外の正規雇用労働者(35歳未満)の採用実績と定着状況
・ 前年度の有給休暇および育児休業の実績
・ 前年度の所定外労働時間(月平均)の実績
4.労働関係法令違反を行っていないこと
5.事業主都合による解雇または退職勧奨を行っていないこと
6.新規学卒者の採用内定取消を行っていないこと
7.助成金の不支給措置を受けていないこと
【※註】正社員とは、雇用期間の定めがなく、所定労働時間が通常の労働者と同程度の社員をいいます。派遣求人(特定労働者派遣求人は除く)や請負求人は、本事業の趣旨・目的に沿わないため対象外となります。