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2015.08.27

“地方創生”と言いつつ2015年度の「最低賃金」においても更に拡大した“賃金格差(地域格差)”をどう思う

◆政策に逆行している2015年度の最低賃金

 2015年度の「地域別最低賃金時間額」が答申され、厚生労働省より公表されました。全国加重平均額は「798円(引き上げ額:19円)」となり、2002年度以降において最大の引き上げ額との内容に、評価どころか失望しました。と言うのも、最も高い「東京都:907円(19円増)」と、「沖縄県:693円(16円増)」を含む低い地域(鳥取・高知・宮崎の各県)の最低賃金額の引き上げが、率は変わらずともその額面においては「214円(3円増)」の差があり、引き上げ後の格差は更に拡大したのです。これは政府の意向なのか否かは定かではありませんが、結果的に格差は拡大したのです。

【ご参照】

●ブログ記事(2015/8/26日付)
 :『★平成27年度「地域別最低賃金時間額」答申状況(厚生労働省)』。
  URL http://www.jsbb.jp/st/32023/