2018.08.20

厚生労働省は「監督指導による賃金不払残業の是正結果(平成29年度）)を公表　2018年

◆是正企業数は「1,870企業」

　この度、厚生労働省は、平成29年度に「時間外労働等に対する割増賃金（支払額が１企業で合計100万円以上となった事案）」を支払っていない企業に対し、労働基準法違反で是正指導した結果を公表しましたので、ここにご案内します。監督指導の対象となった企業では、定期的にタイムカードの打刻時刻やＰＣのログ記録と実働時間との隔たりがないか確認する等、賃金不払残業の解消の為に、様々な取組みが行われているとの報告です。当該「是正結果のポイント」は、次のとおりです。詳細は、下記URLをご参照ください。
【平成29年度の監督指導による賃金不払残業の是正結果のポイント】
●是正企業数：1,870企業（前年度比 521企業増）
　うち、1,000万円以上の割増賃金を支払った企業数：262企業（前年度比 78企業増）
●対象労働者数：20万5,235人（同 107,257人増）
●支払われた割増賃金合計額：446億4,195万円（同 319億1,868万円増）
●支払われた割増賃金の平均額：1企業当たり2,387万円、労働者1人当たり22万円

【ご参照】

◆『監督指導による賃金不払残業の是正結果(平成29年度）』厚生労働省
　URL　https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_00831.html