派遣&請負の情報サイト

人材派遣や請負そして厚生労働省(労働局)の最新情報を発信しています。

メニューを開く
メニューを閉じる

2019.04.26

厚生労働省が「平成30年度過重労働解消キャンペーンの重点監督実施結果」を公表

 この度、厚生労働省は、2018年11月に実施した「過重労働解消キャンペーンにおける重点監督の実施結果」を公表しましたので、ここにご案内します。
 今回の重点監督は、長時間の過重労働による過労死等に関する労災請求のあった事業場や若者の「使い捨て」が疑われる事業場等を含め、労働基準関係法令の違反が疑われる「8,494事業場」に対して集中的に実施されました。その結果、「5,714事業場(全体の67.3%)」で労働基準関係法令違反が確認され、その内、「2,802事業場(33.0%)」で違法な時間外労働が認められた為、それらの事業場に対して、是正に向けた指導が行われました。
 尚、「重点監督結果のポイント」は、下記のとおりです。詳細は、下記URLをご参照ください。

【重点監督結果のポイント】

(1) 監督指導の実施事業場:8,494事業場
 このうち、5,714事業場(全体の67.3%)で労働基準関係法令違反あり。
(2) 主な違反内容[(1)のうち、法令違反があり、是正勧告書を交付した事業場]
ア 違法な時間外労働があったもの:2,802事業場(33.0%)
 うち、時間外・休日労働の実績が最も長い労働者の時間数が
月80時間を超えるもの:1,427事業場(50.9%)
 うち、月100時間を超えるもの: 868事業場(31.0%)
 うち、月150時間を超えるもの: 176事業場( 6.3%)
 うち、月200時間を超えるもの: 34事業場( 1.2%)
イ 賃金不払残業があったもの:463 事業場( 5.5%)
ウ 過重労働による健康障害防止措置が未実施のもの:948 事業場(11.2%)
(3) 主な健康障害防止に係る指導の状況[(1)のうち、健康障害防止のため指導票を交付した事業場]
ア 過重労働による健康障害防止措置が不十分なため改善を指導したもの:4,932事業場(58.1%)うち、時間外・休日労働を月80時間※以内に削減するよう指導したもの:2,216事業場(44.9%)
イ 労働時間の把握方法が不適正なため指導したもの:1,362事業場(16.0%)

【ご参照】

◆『平成30年度「過重労働解消キャンペーン」の重点監督の実施結果を公表』厚生労働省
 URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_04526.html