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2025.12.23

日々紹介と日雇い派遣の違い

 「日々紹介」は企業が求職者を1日単位や短期で紹介し、紹介先企業が直接雇用契約を結ぶ仕組みになります。紹介会社はあっせん(職業紹介)を行い、採用後の雇用管理・給与支払・労務管理は企業側が担います。一方、「日雇い派遣」は労働者派遣会社との間に雇用契約があり、派遣元が労働者を企業に派遣する形です。日雇い派遣は2012年の労働者派遣法改正で、原則として30日以内の短期派遣は禁止されています。これは派遣労働者の安定性と保護を確保するための規制です。

 厚生労働省の定義では、日雇い派遣は「日々又は30日以内の期間を定めて雇用する派遣」であり、原則禁止としつつ、例外的に特定の業務や条件を満たす場合に限って許容されています。

まとめ(雇用側ポイント)
 日々紹介:企業が直接雇用するため、雇用主としての法的責任と労務管理義務が生じます。
 日雇い派遣:原則禁止のため、利用できるケースが限定的で、通常の派遣契約(31日以上)を検討する必要があります。
 雇用側として短期・単発の労働力を確保する場合には、法令遵守と労務管理負担の整理が重要です。

【参考リンク】

厚生労働省 PDF:「日雇派遣の原則禁止について」
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000644420.pdf

厚生労働省 改正労働者派遣法 Q&A(「日雇派遣の原則禁止について」含む)
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/haken-shoukai/kaisei/05.html