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2012.02.25

★“尾張名古屋共和国市” 「400万都市」への変貌を志向する河村名古屋市長

◆新都市は「23市町村(含む名古屋市)」で構成か

 河村たかし名古屋市長が提唱する“尾張名古屋共和国市”構想の具体化の第一歩として、初会合(2/28)が開かれるとの報道に接しました。当該構想は、まだ市長の理念の段階で、なんと「居酒屋」にてフランクに行われる予定です。個人的に注目するのは、河村名古屋市長が参加を呼び掛けた実際の自治体(市町村)で、以下の「22市町村(16市5町1村)」※が該当しています。
【該当の市町村】(人口の多い順。但し、名古屋市を除く)
●一宮市 ●春日井市 ●小牧市 ●稲沢市 ●東海市 ●江南市 ●あま市 ●知多市 ●北名古屋市 ●犬山市 ●豊明市 ●清須市 ●津島市 ●愛西市 ●岩倉市 ●弥富市 ●蟹江町 ●扶桑町 ●大治町 ●大口町 ●豊山町 ●飛島村
 これらの自治体は主に愛知県の西部に所在し、市長構想の“尾張名古屋共和国市”の構成体となると、コアの名古屋市を含め「●23市町村(17市5町1村)」で、「約427万人(計:427万1,169人。対400万都市:106.8%)」※を擁する新都市となります。

◆ブログで想定した“バーチャル都市”

 さて、過日、当ブログ記事(下記【ご参照】)にて「独断的仮想考察」として“400万都市 名古屋”の新市域想定を試みましたが、その構成体は、名古屋市を含めた「●23市町村(18市4町1村)」で、人口は「約400万人(計:398万6,259人。対400万都市:99.7%)」※と、当たらずも遠からじの結果でした。勿論、名古屋市をコアに、人口400万人となる市域を想定した訳ですから、自ずとその結果に大きな乖離はありませんでした。

◆「新都市の具体像」を明らかに

 “400万都市 名古屋”を構成する自治体のバランスもさることながら、要は、河村名古屋市長が「どのような都市形成をしたいのか」という具体像は未だ不明の為、冒頭記載の「会合」を著に、今後の論議を待たなければなりません。そして、大村秀章愛知県知事と連携した「中京都構想」において、“400都市 名古屋”がどのような位置づけとなるのか等々、まずは、名古屋市民に詳らかにしていただきたいと願うところです。
【ご参照】
●ブログ記事(12/2/11日付)
 :『★偉大なる田舎「名古屋市」は“400万都市”に変貌できるのか』。
【資料】※『あいちの人口:平成24年1月1日現在(推計人口)』H24/2/7日付:愛知県県民生活部統計課公表資料。中日新聞記事。