2014.09.12
石破地方創生相の課題は鳥取県を含む「最低賃金:677円」を“1,000円に引き上げる”ことでは?
◆最低賃金の引き上げなくして地方創生(地方再生)はあり得ない
アベノミクスの目玉として、また、この度の「第2次安倍改造内閣」の発足で、地方創生担当大臣に石破茂氏が就任しました。このキーワードはただひとつ、“最低賃金の引き上げ”です。と言うものの、鳥取県はじめ、高知・長崎・熊本・大分・宮崎・沖縄の計7県は、平成26年度の最低賃金が「677円」なのです。
◆全国の「最低賃金:1,000円」実現を
東京では労働力不足によって、居酒屋や牛丼チェーン店で、時給賃金が1,500円を超えているのです。これらとの賃金格差が地方を疲弊させているのです。実際、「677円」で1ヶ月フル労働しても、社会保険料を差し引かれれば、手取りで約8万円代にしかならないのです。また、最低賃金における地方の問題は、大都市のように賃金が市場原理で上昇せず、最低賃金が基準になってしまうことにあるのです。東京都の最低賃金は「888円」である為、格差は更に拡大しているのです。安倍政権には、2015年の消費税増税10%を実現するのであれば、同時に全国の「最低賃金:1,000円」を実現していただきたいものです。
【ご参照】
●ブログ記事(2014/9/5日付)
:『厚生労働省の「最低賃金(全国加重平均額:780円)」に落胆!』。
URL http://www.jsbb.jp/st/28409/
◆平成26年度地域別最低賃金額答申状況(厚生労働省)
URL http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11201250-Roudoukijunkyoku-Roudoujoukenseisakuka/besshi.pdf
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