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2018.06.29

厚生労働省は『平成29年度個別労働紛争解決制度の施行状況』を公表しました 2018年

◆「総合労働相談」は110万件超に

 この度、厚生労働省は、『平成29年度個別労働紛争解決制度の施行状況』を公表(6/27日付)しましたので、ここにご案内します。
 この「個別労働紛争解決制度」は、個々の労働者と事業主との間の労働条件や職場環境等をめぐるトラブルを未然に防止し、早期に解決を図るための制度です。解決方法には、(1)「総合労働相談」、(2)労働局長による「助言・指導」、そして、(3)紛争調整委員会による「斡旋(あっせん)」の3つの方法があります。今回の「ポイント」は、次のとおりです。詳細は、下記URLをご参照ください。

【ポイント】

【1】「総合労働相談」、「斡旋」申請の件数は、いずれも前年度比で減少、「助言・指導」の申出件数は増加。総合労働相談件数は「110万4,758件」で、10年連続100万件超で高止まり。
・「総合労働相談件数」:110万4,758件(前年度比2.3% 減)
 うち、民事上の個別労働紛争相談件数:25万3,005件(同上1.0% 減)
・「助言・指導」申出件数:9,185件(同上2.3% 増)
・「斡旋」申請件数:5,021件(同上 2.0% 減)
【2】民事上の個別労働紛争の相談件数、助言・指導の申出件数、斡旋の申請件数の全てで、「いじめ・嫌がらせ」が引き続きトップ
・民事上の個別労働紛争の相談件数:72,067件(同1.6%増)で6年連続トップ。
・「助言・指導」の申出:2,249件(同1.9%増)で5年連続トップ。
・「斡旋」の申請:1,529件(同6.9%減)で4年連続トップ。

【ご参照】

◆『「平成29年度個別労働紛争解決制度の施行状況」を公表します』厚生労働省
 URL http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000213219.html