2011.10.06

「官民格差」の公表や是正なくして国民負担を求める愚弄

◆「官民格差」是正の重要度

　政府が一番国民の支持を得られないのは、「官民格差」にあります。民間企業で累積債務が増大した場合、株主や金融機関が痛みを分かち合わなければ、当該企業は見捨てられることになるのです。とくに金融機関は、「リストラ」や「賃金カット」の企業努力無しでは、融資もしてくれないのです。国家公務員や地方公務員が民間企業より高い報酬を得ているにもかかわらず、なぜ民間人が負担をしなければならないのでしょうか。この場合、言わば、民間人は株主や金融機関に相当します。株主や金融機関に支持される政府の姿勢が、日本復興の第一歩になるものと考えます。国家公務員や地方公務員は、非正規労働者をも含めた「平均賃金」ベースに匹敵する「賃金カット」を実現していただきたいと思います。