2016.02.02

2016年　学生アルバイトの労働条件確保のため“ブラック企業の撲滅”に動き出した厚生労働省＆文部科学省

◆「要請先」は各業界団体

　この度、厚生労働省は、文部科学省と連携して、学生アルバイトの多い業界団体に対し、法令遵守等の実施を要請しました。これは、昨夏実施の「大学生等に対するアルバイトに関する意識等調査」の調査結果を踏まえた一環で、「労働条件の明示が適切になされなかった」、「準備や片付けの時間に賃金が支払われなかった」、「採用時に合意した以上のシフトを入れられた」、「試験期間にシフトを入れられた」等々の問題が発生したからです。これらの問題点に関し、所謂“ブラック企業”が社会問題化したことによる対策と思われます。「要請内容」は次のとおりです。尚、「要請先」等は、下記をご参照ください。
【要請の内容】
(1)労働契約の締結の際の労働条件の明示、賃金の適正な支払い、休憩時間の付与などの労働基準関係法令を遵守すること
(2)学生の本分である学業とアルバイトの適切な両立のためのシフト設定などの課題へ配慮すること
【要請先一覧】（厚生労働省労働基準局）
　URL　http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11202000-Roudoukijunkyoku-Kantokuka/0000108179.pdf

【ご参照】

◆「確かめよう　労働条件」（労働条件ﾎﾟｰﾀﾙｻｲﾄ）
　URL　http://www.check-roudou.mhlw.go.jp/