2017.12.28
2017年 厚生労働省が「期間従業員の無期転換に関する調査結果」を公表しました
◆大手自動車メーカーへの調査結果
この度、厚生労働省は、大手自動車メーカー10社を対象に行った「いわゆる『期間従業員』の無期転換に関する調査結果」を公表しましたので、ここにご案内致します。
これについて、厚生労働省の見解は、次のとおりです。即ち、当該調査は、《無期転換ルールに関する企業の対応について外形的に把握したものであり、その限りでは、現時点で直ちに法に照らして問題であると判断できる事例は確認されませんでしたが、雇止めや就業規則の変更の有効性については、最終的には司法において判断されます》としています。
また、続けて、《尚、各企業等において、例えば、労働者を長期に雇用することを前提としているにもかかわらず、「無期転換ルール」の適用を意図的に避ける目的でクーリング期間の前に「雇止め」をしている場合等は、個々の事案によって雇止めの有効性等が最終的に司法において判断されることになります》としています。調査結果の詳細は、下記URLをご参照ください。
【ご参照】
◆『「いわゆる『期間従業員』の無期転換に関する調査」の結果を公表します』厚生労働省
URL http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000189946.html
Category:労働契約法