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2011.12.22

「TPP」最大の問題“労働”をひた隠している民主党政権

◆農業問題より重要なのは“労働”では

 『TPP(環太平洋経済連携協定)』交渉に臨むにあたり、「農業問題」に焦点が当っていますが、本当に農業が最大の問題なのでしょうか?「TPP」交渉における日本の最大の問題は、サービスを含めた“労働問題”ではないでしょうか。

◆民主党政権が恐れていること

 農業問題は、農業経営者以上に“農協”の問題です。と言うのも、農作物の輸入拡大は、農協経営に直結するからです。民主党政権は、「サービス(労働)」が照準とされるよりも、農業問題の方が多くの国民に直結しないことを前提にしているのではないでしょうか。日本が「TPP」に参加した暁には、外国人労働者は増加し、日本国内の賃金は更に下落することになります。それが表ざたになることを、民主党政権は最も恐れているのです。