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2012.01.05

労働者派遣法を“ザル法”にしている「特定派遣」はいかがなものか?

◆「特定派遣」を見直すべきでは

 一般的に「労働者派遣」と言えば、当該企業として資格(資産要件)をクリアし、労働者派遣法の知識(派遣元責任者講習)を受講した責任者が存在して行われていると捉えるのが通常です。しかしながら、派遣の許認可に基づく一般労働者派遣事業者は、全体の約3分の1にも満たないのです。大半の労働者派遣事業者は、「派遣元責任者講習」も受講していない企業が行なっているのです。なぜなら、「特定派遣」には、派遣元責任者講習が義務化されていないからです。そういう企業の大半が、派遣法違反になっていると言っても過言ではありません。先ずは、最低でも「特定派遣」には、“派遣元責任者講習の義務化”を推進していただきたいと思います。