2012.04.17
2012年『改正労働者派遣法』の「派遣労働者の保護等に関する法律」が物語る
◆「労働者保護」はここまで
○情報提供の義務
・派遣事業の業務内容とマージン率等の情報提供義務
○均衡を考慮した待遇の確保
・派遣労働者の従事する業務と同種の業務に従事する派遣先の労働者の賃金水準との均衡を考慮。派遣労働者について、教育訓練及び福利厚生の実施に必要な措置を講ずるように配慮
○労働者派遣料金額の明示
・労働者派遣料金額として厚生労働省令で定める額を明示しなければならない
労働者保護による“マージン率の公開義務”や“均衡待遇”は、派遣先企業に対する無言のプレッシャーとなるのです。また、今後の厚生労働省や労働局の運用も、派遣先企業を苦しめることになると懸念します。
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