2013.09.09

2013年　人材派遣業界の復活は派遣法改正によるではなく“派遣労働者の待遇改善”なのでは

◆人材派遣業界の復活には“派遣労働者の待遇改善”を

　人材派遣業界は、2014年の労働者派遣法の再改正に期待をしているようです。しかしながら、派遣法が再改正されても、人材派遣業界は復活できないのです。その事由は、「人材派遣会社が自ら雇用する派遣労働者の待遇改善に目も向けていない」からです。人材派遣会社には、人材派遣というビジネスをもう一度考えていただきたいのです。そもそも、人材派遣会社は自らでは何も産み出せないのです。人材派遣会社で働いてくれる労働者がいて、また当該労働者を受け入れてくれる派遣先企業の存在があって、初めて成り立つビジネスなのです。人材派遣会社は、派遣労働者の雇用主としての自覚が人材派遣業界の第一歩になることを、業界全体で理解していただきたいのです。