2014.01.17
2014年の人材派遣業界市場が縮小しているにも関わらず“増え続ける人材派遣会社のウラ事情”
◆市場が縮小している人材派遣業界でも会社は増加する裏事情
人材派遣業界において、不思議な現象が起きているのです。それは、市場が縮小しているにも関わらず、人材派遣会社の許認可は増加している現実です。これには、人材派遣会社の裏事情が見え隠れするのです。人材派遣会社の分社化の狙いは、まさに“リスク回避”です。
◆“分社化”のウラ事情
2013年から厳格対応で臨み、増加傾向にある“厚生労働省(労働局)による行政処分(派遣法違反)を恐れた分社”なのです。1社では、行政処分が発令された時点で会社そのものの経営が揺らぎます。しかし、分社することにより、行政処分を受けても、その内の1社で済むからです。また、2014年は、リスク回避を目的にした人材派遣会社は増加してするのです。そして、分社経営により行われている「社会保険飛ばし(2ヶ月毎に派遣元企業を変えて、社会保険に加入させない)」や、人材派遣会社の「資産要件」を満たすための資産移動会社として使われているのです。厚生労働省(労働局)には、このような行為に対して厳格な対応を望みたいものです。
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