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2014.03.06

企業が無期雇用(期間の定めのない雇用)を進める弊害は“年功序列賃金”

◆無期雇用の促進には「年功序列賃金の廃止」から

 2014年になり、労働力の確保で苦戦を強いられている業界において、「契約社員を正社員へ」との雇用形態の切り替えがマスメディアに取り上げられています。その企業の特徴は、年功序列賃金が採用されていない企業や年功序列賃金のスライドが低い企業なのです。また、その他、社歴が浅く、「正社員化のリスク」がまだ直近の重荷とならない企業が挙げられます。一方で、社歴が長い企業においては、雇用責任を抱えた長期勤続の正社員が多ければ多いほど、非正規労働者である「契約社員の無期雇用化」には踏み切れないのです。企業はこの機会に、「年功序列賃金(賃金制度)」を再検討すべきなのです。