2015.08.17

2015年（平成27年）の労働者派遣法改正で廃止される特定派遣は生き残れるのか？

◆特定派遣事業者の生き残りに「3年の猶予期間」を派遣先企業は待ってくれない

　2015年の「労働者派遣法改正案」は衆議院を通過し、参議院での審議途中です。また、「地方公聴会（8/6：名古屋）」も終了し、成立が濃厚になって参りました。これらの経過から、「特定派遣の廃止」は確実になったと言えます。当該「改正案」では、特定派遣から「一般労働者派遣事業への切り替え」に“3年の猶予期間”が設定されていますが、派遣先企業は3年間も待ってくれないのです。なぜなら、派遣先企業は、すでに特定派遣の廃止に動き出しているからです。果たして、特定派遣事業者の行方はいかに？