2009.10.02

業界　企業グループ　組合でも最低賃金の見直しを

◆行政の強制でない「自主最低賃金」の確立を
　野田市（千葉県）の自主的最低賃金が条例案で可決されました※。これまでは行政主導で最低賃金を定め、運用されてきましたが、“格差社会”や“賃金格差”を解消するには生活保護よりも安い最低賃金では良い社会ができる訳がありません。これでは働かないのと同じと言うよりはそれ以下になってしまい、頑張って仕事に励もうという労働意欲も減退してしまうのも無理ありません。実際、頑張ろうと思う人は少ないものと思います。
　新連立政権は《時給１,０００円（全国平均）の最低賃金》を目指していますが、その実現以前に“民間主導”で最低賃金の見直しを実現し、それをもって業界や企業や組合で実行すべきと考えます。 これは、まさに今の社会が希求している喫緊課題にほかありません。
※【ご参考】
当ブログ記事（09/10/1日付）：●「地方自治体　最低賃金見直しの第一歩　派遣業界も追随を」、●「地方自治体　最低賃金　格差是正　野田市同調に感謝！」をご参照ください。