2018.04.23
厚生労働省が「過重労働解消キャンペーン」重点監督の実施結果を公表!2018年
◆「重点監督」実施結果について
この度、厚生労働省は、「過重労働解消キャンペーン」における重点監督の実施結果(2017年11月)を公表しましたので、ここにご案内します。
当該「重点監督」は、長時間の過重労働による過労死等に関する労災請求のあった事業場や若者の「使い捨て」が疑われる事業場等を含め、労働基準関係法令の違反が疑われる「事業場(7,635)」に対して集中的に実施したものです。その概要(重点感得結果ポイント)は、下記のとおりです。
尚、詳細は、下記URLをご参照ください。
【重点監督結果のポイント】
(1)監督指導の実施事業場:7 ,635 事業場
この内、5,029事業場(65.9%)で労働基準関係法令違反あり。
(2)主な違反内容
※前掲(1)の内、法令違反があり、是正勧告書を交付した事業場
ア)違法な時間外労働があったもの:2,848 事業場(37.3%)
イ)賃金不払残業があったもの:536 事業場(7.0%)
ウ)過重労働による健康障害防止措置が未実施のもの:778 事業場(10.2%)
(3)主な健康障害防止に係る指導の状況
※前掲(1)の内、健康障害防止のため指導票を交付した事業場
ア)過重労働による健康障害防止措置が不十分なため改善を指導したもの:5,504 事業場(72.1%)
うち、時間外・休日労働を月80時間以内に削減するよう指導したもの:3,075事業場(55.9%)
イ)労働時間の把握が不適正なため指導したもの:1,232 事業場(16.1%)
【ご参照】
◆『平成29年度「過重労働解消キャンペーン」の重点監督の実施結果を公表』厚生労働省
URL http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000204309.html