2019.09.20

不適切な労使協定方式の人材派遣会社との契約による派遣先企業様のリスクとは

派遣先企業様へのリスクとペナルティ

　令和2年4月1日に施行される同一労働同一賃金を前に、派遣先企業様より労使協定方式での要望が高まってきています。
　その背景には、比較対象労働者の情報提供を回避したい思惑があるのです。

　しかし、派遣先企業様に知っておいて欲しいのは、労使協定方式にはリスクやペナルティが伴うという事です。
　もし契約した人材派遣会社の労使協定が不適切な場合、派遣先均衡均等方式となります。

　正社員型の人材派遣会社であれば適正な労使協定が可能かもしれませんが、有期雇用の派遣社員の1/2以上の賛同を適正に得るのは相当にハードルが高いと考えて良いでしょう。
　安易に労使協定方式を受け入れる人材派遣会社には、相当のリスクがある事を正しく認識する必要があります。