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2025.07.02

【提言】スキマバイトにおける雇用関係の誤解と情報管理の課題

 近年利用が広がる「スキマバイト」ですが、多くの労働者が自分がスキマバイトの運営会社から派遣されていると誤解しているケースが見受けられます。
 これは、賃金がスキマバイトから支払われているためです。
 しかし、労働契約上の雇用主(使用者)は、実際に働く就業先であり、スキマバイト事業者はあくまで仕事を紹介する仲介役に過ぎません。

 派遣労働者であればスキマバイト側が個人情報を管理するのですが、実際は上記のとり人材紹介であるため、雇用主(使用者)にマイナンバーカードを含めた全ての情報が提供されています。
 このことを、スキマバイト労働者の大半が認識をしていません。
 現状の情報管理のあり方は、セキュリティ上のリスクも大きく悪用され兼ねません。
 労働者保護の観点からも、厚生労働省は雇用関係の正しい理解と、より一層の周知徹底を図るべきではないでしょうか。

【参照】
タイミーの闇バイト掲載疑惑 巧妙化する求人、仲介企業の責任重く(日経ビジネス)
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00030/111100611/