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2025.11.12

大企業が「派遣」から「業務委託」へ切り替える3つの理由

 近年、大企業の間で「人材派遣」から「業務委託(BPO/アウトソーシング)」への移行が進んでいます。その背景には法的リスクの回避と経営効率化を狙った合理的な戦略があり、その主な理由を3つにまとめて解説します。

1. 労働法制の制約からの解放

 派遣法には、3年ルール等の抵触日問題などの厳しい制限があります。
 一方で業務委託(請負・準委任)はこれらの適用外のため、長期的な契約がしやすく、法的リスクや契約管理の負担を軽減できます。

2. 管理負担とコストの削減

 派遣では勤怠管理や教育など、現場の負担が大きくなりがちです。
 業務委託なら、進行管理や人員調整は委託先に任せられるため、管理工数を削減できます。また、人件費を固定費から変動費化できる点も、経営面での柔軟性を高めることができます。

3. 専門性と成果重視の業務遂行

 派遣は「労働力の提供」に対して報酬を支払いますが、業務委託は「成果」に対して支払います。
 専門チームに業務を一括で任せることで、品質とスピードを両立でき、自社の育成コストも抑えることができます。

まとめ
 大企業が業務委託へ移行するのは単なるコスト削減ではなく、「法令対応の簡素化」「管理負担の軽減」「専門性の確保」による経営効率化のためであり、貴社でも管理の手間を減らせる業務がないか見直してみてはいかがでしょうか。

【お問い合わせ】
アウトソーシング総合研究所
株式会社OS総研
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