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2025.12.24

【厚生労働省】「無期転換ルール及び多様な正社員等の労働契約関係の明確化に関する考え方と裁判例」を公表

 厚生労働省は、無期転換ルールおよび多様な正社員に関する裁判例を整理した資料を公表しました。
 公表された資料は、有期雇用で働く労働者が無期雇用へ転換する際の考え方や、雇用条件をめぐるトラブルについて、実際の裁判例をもとに解説したものです。

■公表された資料の主なポイント

無期転換ルールの基本的な考え方
 有期契約が一定期間(原則5年)を超えて更新された場合、労働者の申し出により、期間の定めのない雇用へ転換できる制度について解説しています。

契約更新や雇止めをめぐる裁判例
 契約更新への期待があった場合の判断や、更新回数に上限を設けたケースなど、実務で起こりやすい事例が紹介されています。

無期転換後の労働条件に関する考え方
 無期転換後の賃金や職務内容について、不合理な差が認められるかどうかといった点も、裁判例を通じて示されています。

■企業実務への示唆

 本資料は、法律条文だけでは分かりにくいポイントを、裁判例を通じて整理している点が特徴です。
 そのため、契約社員や有期雇用者を抱える企業にとって、雇用ルールの見直しやトラブル防止の参考資料として活用しやすい内容となっています。
 詳しくは下記URLをご参照ください。

【参照リンク】
無期転換ルール及び多様な正社員等の労働契約関係の明確化に関する考え方と裁判例(PDF)
https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001613904.pdf