2025.12.25
職業紹介責任者の専任規制に関する見直しの検討について
厚生労働省では、有料職業紹介事業において事業所ごとに配置が義務付けられている「職業紹介責任者」の専任規制について、見直しの検討を進めています。
現行制度では各事業所に専任の職業紹介責任者を置くことが求められており、求職者・求人者への対応や業務管理、法令遵守の確保など、職業紹介事業の適正な運営を支える重要な役割を担っています。
一方で、事業の小規模化や新規開設の増加、オンラインを活用した業務運営の広がりなどを背景に、専任配置が事業運営上の負担となるケースも指摘されています。こうした状況を踏まえ、一定の条件を満たす場合に限り、職業紹介責任者が複数の事業所を兼任することを認める方向で検討が行われています。
検討にあたっては、次の点が重視されています。
・職業紹介事業の適正な運営が損なわれないこと
・責任者による管理体制が十分に確保されていること
・求職者および求人者へのサービスの質が維持されること
厚生労働省では、これらの観点を踏まえながら、専任規制の趣旨を守りつつ、事業者の実態に即した制度の在り方について検討を進めるとしています。
制度見直しの考え方や検討内容の詳細については、厚生労働省が公表している資料をご確認ください。
【参照リンク】
職業紹介責任者の専任規制の見直しについて
https://www.mhlw.go.jp/content/11650000/001584721.pdf
Category:社会情勢


