2011.01.27

経済界は「派遣法改正」より厚生労働省の“有期労働契約法”を心配

◆経済界が怯える“有期労働契約法”

　２０１１年の経済界は、「労働者派遣法改正」にも増して、厚生労働省による“有期労働契約法制化”の進捗に神経を尖らせています。なぜなら、この有期労働契約法は、派遣社員以外の「パート」を含むすべての契約社員に適用される法律だからです。とりわけ派遣社員以外の非正規労働者を数多く雇用している企業にとっては、派遣法改正とは比較にならない影響を及ぼすことが懸念されるからです。２０１１年は、厚生労働省の“有期労働契約法”の動向に刮目（ｶﾂﾓｸ）していただきたいと思います。

【ご参照】

●ブログ記事（11/1/11日付）
　：『「非正規労働者」保護に向けた“有期労働契約”法制化による規制論議は本格化』。
●ブログ記事（10/12/13日付）
　：『“直接雇用（契約社員）”に対して“有期労働契約の法制化”は・・』。