2011.04.08

厚生労働大臣のピントずれ発言「雇用維持を」に唖然

◆理解不能な「厚労相発言」

　政府や厚生労働省は、東日本大震災対策や放射能回避には注視しているようですが、震災に伴う“製造業の崩壊”には目が向けられていません。製造業における部品調達や物流の円滑化に関わり、「計画停電」は国内雇用を崩壊させるのです。それを察知し、事前にセーフティネットを構築するのが、政府や厚生労働省に課せられた責務ではないでしょうか。あらかじめ、事業者に対するセーフティネットが構築されていれば、「計画停電」による雇用崩壊は起きないのです。この観点から、今回の雇用崩壊は“人災”と言えます。