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2011.05.21

「一般労働者派遣」と「特定派遣」の厳格化は安定的需給調整に不可欠

◆「一般労働者派遣」と「特定派遣」の厳格化を

 厚生労働省は、「一般労働者派遣」と「特定派遣」の厳格化を推進すべきなのです。「特定派遣」は、派遣元企業としての責任以前に、曖昧と言わざるを得ないのです。「派遣元責任者講習制度」の義務化もありません。また、働く派遣社員には、一般労働者派遣なのか特定派遣なのかもわからないのです。まるで今回の食中毒(生肉事件)のようです。「生肉の流通は無い」という前提を、大半の国民は知らなかったのです。派遣労働者も、「一般」なのか、「特定」なのかもわからないまま働いているのです。

◆一般と特定の「区分基準」の明確化

 特定派遣の「区分基準」として、“労働者派遣事業は本業でない”ことを明確化できれば、適正になるのです。厚生労働省による「区分基準」明示が求められるばかりです。