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2011.12.22

平成24年(2012年)の焦点は非正規労働者の“均衡待遇”

◆非正規労働者の「格差是正」に動き出す

 平成24年(2012年)に厚生労働省が取り組む改革の焦点は、“非正規労働者の均衡待遇”になります。パート労働者は「パートタイム労働法(「短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律」)」で、派遣労働者(派遣社員)は“改正労働者派遣法”で、また、直接雇用の契約社員は、今後、法制化が見込まれる“有期労働契約法”で対応策を模索しているのです。労使関係においても、あらゆるケースで“均衡待遇”が適用されることになるでしょう。使用者に対して“正社員化”の圧力は、随所で闘われるのです。それが、ひいては非正規労働者の職場が奪い去られることに繋がり、懸念される事項のひとつでもあるのです。