2015.07.13

2015年の派遣法改正は成立日から施行日までの期間がタイトのため派遣先企業も人材派遣会社も大混乱？

◆2015年の派遣法改正の最大の問題点は「準備期間（成立日から施行日）の短さ」

　2015年の「労働者派遣法改正案」は、国会での成立が近づいてきています。しかし、今回の労働者派遣法改正は、成立日から施行日までの時間が相当タイトなのです。前回の派遣法改正においては準備期間が6ヶ月間ありましたが、それでも、厚生労働省（労働局）の説明会に「業務取扱要領」が間に合わず、混乱を引き起こしたのです。6ヶ月間でも難しかったのに、今回は1ヶ月余りの時間しかないのです。果たして、『改正労働者派遣法』は、厚生労働省（労働局）の当初予定どおり、「2015年9月1日付」で施行できるのでしょうか？また、当該「改正法」の施行によってシワ寄せを受けるのは、派遣先企業であり、人材派遣会社になるのでは・・？