2015.08.05
製造業で「直接雇用の期間従業員」と「派遣労働者」に存在する“処遇格差”は労働者派遣法の「均衡待遇」に抵触していることを派遣先企業はご存知ですか?
◆非正規労働者間にも広がる「格差問題」
製造業において、期間従業員(期間工)を雇用している派遣先企業では、新たな格差が生まれているのです。その格差は、言い訳がきかない格差なのです。入社時の研修も同じ、雇用期間も同じ、勤務や業務も同じなのです。にも関わらず、処遇だけが違うのです。また、ありえない話なのですが、派遣先企業から人材派遣会社に対し、「期間従業員は直接雇用だから、高いのは当たり前」と言い放っているのです。そして、『労働者派遣法』に精通していない人材派遣会社は、「当然ですね」等と、派遣を継続しているのです。現行『労働者派遣法』では、派遣労働者を保護すべく、「均衡待遇」が求められていることを、派遣先企業は勿論のこと、人材派遣会社にも正しく認識していただきたいものです。
Category:労働者派遣法