2009.04.08

エンジニアリング業界や事務派遣にも“派遣切り”

　世間の目は製造派遣に象徴された「派遣村」でもう終わった様な風潮ですが、ここにきて、エンジニアリング業界や事務派遣業界にも「派遣切り」の大波が押し寄せています。と言うのは、この６月にかけて、エンジニア会社の退職勧告や希望退職と事務派遣の契約満了が大量に出てくることが予測されるからです。また、今年の新卒社員の試用期間内の退職勧告にも目を配る必要が出てきました。
　とくにエンジニアリング会社は自社での開発以上に「派遣」や「請負」の発注で仕事をしている比率が高く、この度の金融不況で「復職（社内待機）状態」が続くため、経営悪化でリストラへと進んで行くのです。そして、ホワイトカラーの業界も含め、更なる悪化が見込まれます。従って、国はメーカーの開発に対して助成をし、企業の更なる発展を支援すべきです。企業の設備投資や開発に対し、助成をする仕組みが望まれます。