2009.04.06
派遣先責任者の自覚と指揮命令者への教育を
派遣社員と派遣先のトラブルが続出しています。 “小さな一言”が大きなトラブルのきっかけになっています。派遣先職場の人が、派遣社員に対して正社員と同じ感覚で付き合おうとフランクに接することが逆に裏目となり、「セクハラ」や「パワハラ」問題を引き起こしているのが現実です。しかも、それらの問題は社員の悪気でなく誠意から起きていることなので余計に厄介なのです。実際、正社員と派遣社員に対して同じ言動等で対応するのは難しいのです。そうかと言って、また、対応をあまり変えてしまうと今度は“差別”と言われかねません。
では、仕事面の対応はどうかと言うと、派遣社員が正社員と一番大きく異なるポイントは、派遣社員は派遣契約で業務内容を決められている点です。正社員への対応と同様に、「この仕事を頼む」と指定業務以外の仕事を依頼すると、それだけで「契約内容と違う」と言われ、トラブルを招くことになるのです。そこで、配属部署の責任者や管理職(指揮命令者)には、「派遣社員の活用法」の教育をお勧めします。
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