2014.03.18

人材派遣における問題点は間接雇用による“派遣先企業の無責任感”

◆派遣先企業の間接雇用による無責任感

　“人材派遣は労務問題の温床”と言われるほど、数多くの「労務問題(労務トラブル)」が起きているのです。その根底には、「間接雇用」があるのです。とりわけ派遣先企業においては、直接雇用でない派遣労働者を、単なる企業間取引として考えていることにあるのです。しかし、働いている労働者を指揮命令するのは、まさに「派遣先企業」に他ありません。その「指揮命令」に基づいて働く労働者に対する責任の重さをしっかりと考えて取り組んでいただければ、「労務問題」は激減することでしょう。