2009.08.03
学生アルバイト 日雇い派遣禁止 金融不況 非労働者
◆学生アルバイトを「日雇い派遣禁止法案」から削除を
元来、アルバイトは学生のためにあった言葉です。それが広く「フリーター」という言葉に置換されると共にファッション化してしまったのです。自由と気楽さが若者に受け、それに便乗拡大したのが「人材派遣」です。
学生は、基本的に労働者ではないのです。なぜなら、原則として労働保険の被保険者になることはできないからです。現在、論議停滞している短期派遣の禁止法案は、そういう本来労働者ではない学生をも巻き込んでしまうことになるのです。空いた時間しか働けない学生から、日雇い派遣を取り上げること自体おかしいのです。元々、軽作業会社は学生によるイベント設営からスタートしているのです。従って、一般労働者のみの日雇い派遣を禁止にすれば問題の無い話です。
この金融不況の中、学生を抱えている保護者の家計は大変です。アルバイトを学生のための仕組みに戻してあげるべきです。家計や学費補填のためのアルバイトこそ、その社会インフラとして重要視すべきです。
【ご参照】
●当ブログ記事(09/5/19日付):「文部科学省 『学生派遣』が就活と生活苦を救う」。
●当ブログ記事(09/5/20日付):「厚生労働省 製造派遣や短期派遣の単純禁止では意味が無い」。