2016.01.06

“2016年の人材派遣業界はどうなるのか？”2016年から2018年にかけて人材派遣業界は失速する

◆2018年に向け失速する人材派遣業界

　2016年は、『改正労働者派遣法（2015年）』や『改正労働契約法（5年ルール）』施行の影響を受け、人材派遣業界は縮小することになるのです。その最大の要因は、“有期雇用労働者の長期ビジネスの崩壊”にあるのです。無期雇用を回避した人材派遣会社は、未曾有の労働力不足（人手不足）と相俟って人材確保できず、純減を続けることになるからです。また、人材派遣会社の売上の基盤であった「有期雇用の長期ビジネスモデル」の崩壊により、人材派遣会社の経営を根底から揺るがす事態を招くことになるからです。果たして、2018年の人材派遣業界はどうなるのでしょうか？